EDBにおける情報の管理はXMLによる情報表現によっている. しかし,XMLによる情報表現は検索に対しては適していない. したがって,EDBにおいては登録情報をXMLとRDBにより2重化して蓄積し,内容の参照にはXMLを参照し,情報の検索にはRDBを利用する構造を採用している.
情報の参照,登録は全てXMLDBに対して行われ,データベース内部プログラム edb_dwarfがXMLDBからRDBへの反映を自動的に行う.
本データベースにおける登録情報は全てXML形式で保存される.
XMLで表現される情報単位は,本データベースにおいて【個人】,【著作】,【特許・実用新案】の各情報テーブルに登録される情報の一つ一つである.
一つ一つの情報単位にはEIDおよびEOIDの識別子が割り振られる. EID, EOIDは正整数であり,
本データベースでは,XMLによる情報登録が行なわれると,データベース内部でRDB上へ反映させる. ただし,RDB上のデータは参照や検索のために利用し,RDB上のデータを用いて情報の加工や編集を行なうのは賢明ではない.(RDB上のデータは,必要に応じてXML表現のデータを加工することがあるため)
データベースが記憶する全ての情報は,テーブルに登録される.
本データベースにおいて【個人】,【著作】,【特許・実用新案】がひとつひとつのテーブルに相当する.
あるテーブルに登録されている情報がどのような項目を持っているのかを示すのがカラムである.
例えば,テーブル【個人】には項目として,[姓], [名], [ミドルネーム],... などがあり,これらがテーブル【個人】に登録されるべき情報の形式を表している.
テーブルに登録されている情報の1セットをタプルと呼ぶ.
データベースに閲覧インタフェース.
RDBで検索を行ない,検索の結果,得られたEIDを元にXMLデータベースからデータを取得,表示を行なう.
情報編集用インタフェース.
XMLデータベースから元になる情報を取得.ローカルな編集エリアにて編集を行ない,[登録]によってXMLデータベースに反映させる.
XMLデータベースとRDB間の調整プログラム.
XMLデータベースへの情報登録を監視し,必要に応じてRDB上のデータを変更する.